(´ω`∩つづき
毎週店に通い、週末にはわたくしの部屋やショッピングモールで時間を過ごす
そんなのが続いてたな
時折、借金返済が進まないのか、ふさぎこんでいる時があったな
風俗店とゆってもそんなに稼げる仕事ではない
ヒマな日も多く1日一人二人なら生活費も出ないだろう
まして大きな借金を抱えているならなおさらだ
手元にある財布の中の金や小銭貯金とかはあげたけど気にならんかったな
どうせ飲み食いやパチンコ屋で使うこづかいと同じだからな
小銭はリュックに詰めて担いで行ったり
洗面器2杯だから2、30万円はあっただろう
だがそれは普段の浪費の範囲内
そんな時
わたくしの妹が彼氏を紹介したいと連絡が来た
今の夫である
サラ金と車のローンで破産寸前
催促の電話でノイローゼ
兄ちゃんお金貸して!
これは妹に貸すんやぞ!
利子のきついサラ金の分の150万円を立て替えるわたくし
彼らはここから結婚し子供をもうけ、中古の家を買い、プリウスやアルファードが乗り、毎日趣味で楽しめるほど立ち直れたのである
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うーん、どこの馬の骨ともわからん男に金を貸したんや
理恵の借金の利息が高い部分でも立て替えてやろうか?!
返済を俺にしてもらえれば問題はないしな
おい、借金てなんぼあるんや?
闇金に150万円、サラ金に500万円
全部で650万円
闇金の分俺が立て替えて貸してやるよ
利息や取り立てがない分楽やろ?
えー、いいよ悪いし
あ、やっぱりけんちゃんお願い!
よし!減らない借金を減らせる借金にするんや
わたくしは重度視覚障害者の高度障害となりまとまった保険金を手にしていた
今の自宅と倉庫を父親と弟が営む塗装業のために購入し、その残金を持っていたのだ
わたくしの残りの人生
不便な生活を支えるための大切な金だ
妹の彼氏に150万円貸し
理恵に150万円立て替えた
つづく